米軍・都市型訓練施設建設に反対する決議
 私たちは、米軍の都市型訓練施設建設に反対し、抗議の意思を示すため、本日集会を開催した。
 米軍は、先にグアムでの同施設建設を断念した理由のひとつに、「隣接する民間地への安全性が確保できない」ことだった。
 このキャンプ・ハンセン演習場レンジ4は、伊芸区住宅地域と300mしか離れていない。当然、「安全性」など確保できるわけはない。
 沖縄県民をなんと考えるのか。強い憤りと怒りがこみあげてる。これまで米軍は事件・事故のたび「綱紀粛正」や「再発防止」を繰り返すばかりで何ら解決には至っていない。「良き隣人」とは名ばかりで、県民の生命を軽視し、軍事演習をくり返し、しかもあらたな訓練場建設を到底認めることはできない。県民への被害は想像に難しくない。被害はますます増加するばかりである。
 また、県民ののぞむ、基地の縮小・撤去に明らかに反する。訓練施設を含め、新たな基地建設は、在沖米軍基地の強化・固定化に他ならない。
 あわせて、日本政府に対しても強く抗議する。防衛庁は県民や地域住民をまったく無視し建設を認めている。さらには昨日来県した茂木沖縄担当大臣も「建設容認」発言をした。このような日本政府の沖縄軽視の施策・態度を断じて許せない。

 県民にとって危険な都市型訓練施設は、キャンプ・ハンセンのみならず、沖縄のどこにも建設することを反対する。
 米軍および日本政府は、建設計画をただちに撤回することを強く求める。

2003年12月4日


米軍・都市型訓練施設建設に反対する集会
主催:平和運動センター/北部地区労/自治労北部総支部
 



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